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顔料は鮮やかでも染料とは違います

繊維製品を染める色素を含んだものを染料と言います。

でも、顔料というものも着色に幅広く使われています。顔料ってなんでしょう?

◎染料は繊維を染めるもの、顔料は染められないもの

染料と顔料の違いは、繊維を染められるものを染料といい、繊維を染められないものを顔料というと定義されています。

染まるということは、繊維の分子と化学的に結合するということです。

顔料は、繊維と結合できないので、樹脂接着剤に練りこんでプリントするなどして生地の表面に張り付けるということになります。ペンキも顔料が使用されています。

このことから、摩擦や分解によって徐々にはがれやすくなります。

◎顔料着色製品はドライクリーニングできないことも

顔料は接着樹脂に練りこまれたものですから、ドライクリーニング溶剤によって、接着樹脂が溶けてしまうことがあります。生地の表面に着色することから鮮明な色を発色し、光に透かすとプリント部分が影になります。